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ギャグの比率が多かった前作『嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード』から一転し、再びシリアスな作品になった。『嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』以来の感動作でもある。 今作は珍しく今までの劇場版クレヨンしんちゃんで多く見られた野原一家の「家族の団結」よりも、春日部防衛隊の5人にスポットを当てた「友情の団結」をメインに作れている(別作でも活躍はしているがクライマックスは野原一家がメインになる)。同じく今作では、野原一家の1人であるシロは家で留守番していたため、ほとんど登場していないのも特徴的。 ばらばらになった彼らの心を「単なる友人」以上に「強い絆で結ばれた仲間」として結束しパワーアップし、悪役達と倒し、巨大化(ロボットに乗った)した黒幕を5人の力で倒すという部分ではスーパー戦隊シリーズを思わせる作品となっている。 クライマックスの戦闘シーンでは、マイクの呼んできたアンチ・ジャスティスの一派として初代『荒野の七人』の面々が顔を連ねており(また声優もオリジナルに準じている)、随所に西部劇のパロディが散見される。また、オケガワ博士を引きずり回す場面やしんのすけやみさえに鞭を打ったりする場面など、非人道的な暴力描写が多く、「クレしん」では珍しく悪役が人間的に極悪であるのが特徴。 最終カットのひろしの行動についてさまざまな憶測が飛び交った。 主題歌を担当しているNO PLANは本編にもわずかながら出演している(内村プロデュースにてNO PLAN6人のアフレコが放送された)。また、主要人物の一人であるマイクのモデルは映画評論家のマイク水野こと水野晴郎であるが、本人に無許可であったため、水野晴郎事務所が配給元の東宝に問い合わせたという椿事も起こった。また水島監督本人に水野が電話をかけ、事実関係を確認したが、水野は好意的であった。『シベリア超特急5』の試写会にも招待されたほどである。[1] オープニングでは『オラはにんきもの』が9年ぶりに再び使用された。 つばきとしんのすけ 今作品では、しんのすけが初めて女子高校生未満の女の子(14歳)に恋をする。また、大原ななこを除けば、しんのすけが本気で恋をするのは、これが初めてのことである。 しんのすけは初めはつばきに対して可愛いと思いつつも、特別な感情を抱いていなかったのだが、可憐で清楚、優しくて控えめなつばきに少しずつ惹かれていく。後半では愛の告白をする場面も見られる。 『クレヨンしんちゃん トラック買取 を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃』(クレヨンしんちゃん でんせつをよぶブリブリ さんぷんポッキリだいしんげき)は、2005年4月16日に公開された『クレヨンしんちゃん』の劇場映画シリーズ第13作目。 本作品から監督が水島努からムトウユージにバトンタッチ。ムトウユージが監督した1つ目の作品。サブタイトルの「嵐を呼ぶ〜」が「伝説を呼ぶ〜」に変更された(次々回作で元に戻った)。上映時間は96分。興行収入は約13億円。 ある夜、春日部に謎の巨大怪獣が現れ、野原家を跡形も無く潰していった……。という夢を、ソフビ怪獣・シリマルダシを抱きながら見ていたしんのすけ。シリマルダシを投げると、今度はアクション仮面のソフビ人形に持ち替えて別の夢を見始める。夢の中で目覚めたしんのすけは、アクション仮面と一緒にベッドに寝ていた。そこに多くの敵が襲いかかり、ミミ子が囚われの身になっていた。しんのすけはアクション仮面と力を合わせて怪人カマキリンの手からミミ子を助け出し、アクション仮面から「正義の心得」を教わる。 そして朝。みさえは朝食を作り、ひろしは出勤、しんのすけは幼稚園へ。だが、例によってしんのすけはお迎えのバスに乗り遅れてしまい、みさえが自転車で幼稚園に送ることに。家に帰ったみさえは朝食にカップラーメンを用意するが、くたびれてそのままうたた寝をしてしまった。 そこに、掛け軸の裏から光を放ちながら宙を舞う物体が現れる。包茎 はカップラーメンの匂いにつられ、そばに転がっていたシリマルダシの人形に憑依してつまみ食い。が、運悪くその光景をみさえに目撃されてしまった。二進も三進もいかなくなった物体は仕方なくみさえに事情を説明、自らが変身ヒーローミライマンであると語った。本来は野原家に来る予定はなかったが、余りの空腹のためにカップラーメンの誘惑に負け、大変なことになったとミライマンは激しく後悔する。 ミライマンは3分後の未来へ行って怪獣を倒さないと危機が現実になってしまうと告げ、野原一家に怪獣を退治するよう依頼した。セミナー 一家はミライマンに掛け軸の裏を通じて3分後の世界へ連れて行かれた。そこは東京タワーの近隣のビルの屋上に通じており、東京タワーの上空には繭のようなもの、そして怪獣が街を襲っていた。怪獣退治を行う際にミライマンの力と正義の心で自由自在に変身し、みさえはプリティミサエスという魔法使いの少女やメイド風魔法使いの少女、ひろしはヒロシマンというスーパーマンのようなヒーローに変身して怪獣を次々と倒す。やがてしんのすけやひまわり、シロも怪獣退治に参戦する。 しかし、ひろしとみさえはヒーロー気取りで自分たちが世界を守っていると有頂天、怪獣退治に没頭し日常生活が疎かになってしまう。そんな中、遂に危機が現実のものになる。ある日春日部のデパートが一部崩壊、風間くんのママが巻き込まれて負傷するという事件が起きる。更にその頃、東京タワーの上空には暗雲が立ち込め、3分後の世界にある筈の怪獣の繭が現れた。もしやと思い家に急ぎ戻ったしんのすけはひろしとみさえが怪我の手当てをしているのを見る。3分以内では倒せないほどの強力な怪獣が現れ、その戦いの余波で現在の世界に被害が出てしまったのだ。その直後更に強力な怪獣が出現、ひろしとみさえは手が出ないと匙を投げてしまう。 そこで、ついにしんのすけが立ち上がる。「 に女子大生になってもらって素敵なおにいさまって友達に紹介してもらう」ために…。 概要 本作品はテレビシリーズに参加していないクリエイターも多く参加した。同じくムトウ監督作品の『UG☆アルティメットガール』と共通するストーリーや、『うた∽かた』の登場人物・舞夏に似たキャラクターのプリティミサエスが登場するなど、古今、ジャンルを問わぬ日本のアニメ、特撮キャラクターパロディのオンパレードとなっている。 オープニングで展開されるアクション仮面の作品描写は、アクション仮面と対峙してきた歴代の怪人たちを再生させ、一斉に戦わせるなど『仮面ライダー』をはじめとする特撮ヒーロー物の王道を行く作りとなっている。スケルトン教授やオサル提督モンキッキー、メケメケZなど過去の敵怪人も再登場した。 なお、彼らが変身するヒーローは「ウルトラマン」のパロディで、タイムリミットが3分間と言うのも同様。 また、今作品の主役ともいえる怪獣たちの多くは、粗大ゴミ を代表する怪獣たちのパロディとして登場する(東京タワー上空に現れた繭の案自体は『モスラ』のパロディ)。 なぜか、映画クレヨンしんちゃんのポスターが作中にでてくる。 よしなが先生、まつざか先生、上尾先生の三人は居酒屋で話をしていた。まつざか先生は幼稚園のお遊戯会の出し物としてサンバを踊ろうと提案するが、他の二人は難色を示す。やがて三人は解散してそれぞれの家路に着いたが、人気のない夜道を一人歩いていたよしなが先生は途中で何者かにつけられていると感じ走り出す。そして踏切を渡ったところで、自分そっくりの人間に襲われてしまう。 ある朝、しんのすけはいつものように幼稚園のお迎えバスを待たせていた。すると、バスからやけにノリの良いよしなが先生が。しんのすけは不思議に思いながらもバスに乗り、幼稚園に向かう。幼稚園の休み時間、マサオ君は「あいちゃんの様子がおかしい」と語る。確かにあいちゃんは、いつもは無関心なはずのマサオ君に対しやけに優しかった。マサオ君が「本物そっくりだけど、本物じゃない」と力説すると、ボーちゃんは「そっくりなニセモノが出没し、本物の人間はいつのまにか姿を消してしまう」という“カスカベ都市伝説”を雄弁に語り、一同を怖がらせた。 数日後、野原一家は大型スーパーマーケットに出かける。迷子になったしんのすけは、みさえとひまわりが2組いるという奇妙な光景に遭遇する。しんのすけはもう一人のみさえにお菓子をたくさん買ってあげると言われ捕まりそうになるが、「ツンデレ」と書かれた服を着た女性に助けられる。しんのすけが本物のひろしとみさえの元に戻ると、二人も「もう一人の自分に見られているような気がする」と思い始めていた。 そしてその気のせいはついに現実のものとなる。監視カメラ で前々から様子のおかしかったよしなが先生と園長先生が、お遊戯会の出し物でサンバを踊ろうと言いだし、曲が流れた途端に踊り出した。どうやらこれはニセモノの習性らしく、あいちゃんや他の園児達も踊っている。危険を察知したまつざか先生、上尾先生、かすかべ防衛隊は幼稚園から逃げ出そうとするが、上尾先生はニセモノの黒磯の誘惑に負けて捕まってしまい、まつざか先生は自分を犠牲にしてしんのすけたちを逃がす。ひろしも会社で川口がニセモノであることを知り、帰宅時、ニセモノの川口に捕らえられそうになる。必死の思いで逃げ出したが、家に着くともう一人のひろしがしんのすけと入浴していた。どちらが本物かを巡って二人のひろしは戦い、股間の痛さの感じ方で決着がつきニセモノのひろしは逃げ出す。しかし、今度はシロがしんのすけを睨みつけ、目の前で「チンチンカイカイ」をしてみせる。だがいつもと違ってしんのすけはそれに反応しない。何と家にいたしんのすけはニセモノだったのだ。ニセモノのしんのすけは正体を見破られるとそのまま家を飛び出してしまう。 その頃、本物のしんのすけとかすかべ防衛隊のメンバーは公園に集まっていたが、現状を断固として信じない風間君は帰宅。他の隊員も、親たちの様子がおかしければ公園に戻ってくると約束して解散する。そして、風間君は自宅でニセモノのママに捕まってしまう。